〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-17-1-204(JR鶴見駅から徒歩5分、京急鶴見駅から徒歩1分)
不動産の売買・交換や、売買・賃貸の仲介・代理を事業として行うためには、原則として「宅地建物取引業免許(宅建業免許)」が必要です。
佐藤行政書士事務所では、横浜市を中心に神奈川県内の宅建業免許について、
新規免許・更新・変更届・免許換えなどの手続きをサポートしています。
「これから不動産会社を設立したい」
「現在の事務所で宅建業免許が取得できるか確認したい」
「専任の宅地建物取引士の要件を満たしているかわからない」
「東京都から神奈川県へ本店を移転したい」
といった段階からご相談いただけます。
宅地建物取引業とは、宅地や建物について次の取引を事業として行うことをいいます。
・宅地・建物の売買
・宅地・建物の交換
・宅地・建物の売買、交換、賃貸の代理
・宅地・建物の売買、交換、賃貸の媒介(仲介)
例えば、不動産会社として他人の物件の売買や賃貸を仲介する場合には、宅建業免許が必要です。
一方、自ら所有する物件を賃貸するだけの場合には、原則として宅建業免許は必要ありません。
神奈川県知事免許と国土交通大臣免許
宅建業免許には、
都道府県知事免許 と 国土交通大臣免許
があります。
神奈川県内だけに宅建業を行う事務所を設置する場合は「神奈川県知事免許」、2つ以上の都道府県に宅建業を行う事務所を設置する場合は「国土交通大臣免許」となります。
例えば、
「横浜市に本店だけを置く」
→ 神奈川県知事免許
「横浜市に本店、東京都に宅建業を行う支店を置く」
→ 国土交通大臣免許
となります。
宅建業免許を取得するための主な要件
宅建業免許は、申請書を提出すれば必ず取得できるものではありません。
特に次の点について、申請前の確認が重要です。
1.宅建業を行う事務所があること
宅建業を行うには、継続して業務を行うことができ、独立性が確保された事務所が必要です。
神奈川県では、一つの部屋を他の事業者と共同で使用している場合などは、原則として宅建業の事務所として認められません。
申請時には、
・事務所の写真
・平面図
・事務所を使用する権原を確認する書類
などから、事務所としての独立性が審査されます。
そのため、これから事務所を借りる場合は、賃貸借契約を締結する前に宅建業の事務所として使用できる物件か確認しておくことをおすすめします。
「この物件で免許が取れるかわからない」という段階からご相談いただけます。
2.専任の宅地建物取引士を設置すること
宅建業を行う事務所には、専任の宅地建物取引士を設置する必要があります。
原則として、
1つの事務所に最低1名 かつ 宅建業に従事する者5名につき1名以上
の専任宅建士が必要です。
また、「専任」であるため、その事務所に常勤し、宅建業務に専従できる状態である必要があります。
他の会社の代表取締役を兼任している場合や、他の事業を常勤で行っている場合などは、専任性について問題となることがあります。神奈川県では、他法人の非常勤役員については一定の場合に兼務が認められますが、非常勤であることを証明する書類が必要となる場合があります。
3.法人の場合は事業目的を確認する
法人で宅建業免許を取得する場合、法人の登記事項証明書の目的欄に、宅地建物取引業を営むことが確認できる事業目的が必要です。
例えば、
「宅地建物取引業」
「不動産の売買、賃貸、仲介及び管理」
などです。
これから会社を設立する場合には、宅建業免許の取得を前提として定款・登記目的を決めておくことが重要です。神奈川県も、法人の場合は商業登記の目的欄に宅地建物取引業を営む旨の登記を求めています。
4.欠格事由に該当しないこと
申請者本人のほか、法人の場合には役員、政令で定める使用人などについても、宅地建物取引業法で定める欠格事由に該当しないことが必要です。
申請時には身分証明書や「登記されていないことの証明書」等の確認書類も必要になります。
5.営業保証金または保証協会への加入
宅建業免許を取得しただけでは、すぐに宅建業を開始することはできません。
免許取得後、
営業保証金を供託する または 宅地建物取引業保証協会へ加入する
手続きが必要です。
営業保証金を供託する場合は、
主たる事務所 1,000万円
従たる事務所 1か所につき500万円
となります。
保証協会へ加入する場合は、営業保証金1,000万円を直接供託する代わりに弁済業務保証金分担金等を納付します。
加入費用については保証協会ごとに異なるため、申請前に確認しておくことが重要です。
神奈川県の宅建業免許申請の流れ
事務所、専任宅建士、役員構成、法人の目的などを確認します。
登記事項証明書、身分証明書、納税証明書、事務所関係書類などを準備します。
必要書類をそろえて神奈川県へ申請します。
新規免許の場合、書類に不備がなければ申請から免許までの期間は、開庁日で数えて約30日が目安です。
審査が完了すると免許の通知が行われます。
営業保証金の供託または保証協会への加入
宅建業の営業開始
神奈川県知事免許の申請手数料
神奈川県知事免許の新規申請については、
書面申請 33,000円
電子申請(eMLIT) 26,500円
の申請手数料がかかります。
このほか、各種証明書の取得費用や、保証協会へ加入する場合の費用などが必要となります。
宅建業免許は5年ごとに更新が必要です
宅建業免許の有効期間は5年間です。
引き続き宅建業を行う場合には、有効期間満了日の90日前から30日前までの間に更新申請を行う必要があります。
更新時には、新規申請後に変更した事項について適切に変更届が提出されているかも確認されます。
役員、本店所在地、商号、専任宅建士、政令使用人などに変更があったにもかかわらず変更届を提出していない場合には、更新前に整理が必要になる場合があります。
東京都から神奈川県へ本店を移転する場合
東京都知事免許を取得している会社が東京都の宅建業事務所を廃止し、横浜市など神奈川県内へ本店・事務所を移転する場合には、単なる所在地変更ではなく、神奈川県知事への免許換え申請が必要になる場合があります。
また、代表者・役員・専任宅建士などにも変更がある場合には、現在の免許行政庁への変更届を先に行う必要があるケースがあります。
本店移転と宅建業免許を同時に進める場合には、登記と免許申請の順序を整理して進めることが重要です。
このような場合はご相談ください
・これから不動産会社を設立したい
・宅建業免許を新規取得したい
・現在検討している事務所で免許が取れるか確認したい
・レンタルオフィスや他社と同じ建物で免許が取れるか知りたい
・専任宅建士の常勤性・専任性について確認したい
・代表者や役員が他の会社も兼務している
・東京都から神奈川県へ本店を移転したい
・宅建業免許を更新したい
・役員、所在地、専任宅建士などを変更した
・保証協会加入まで含めて手続きの流れを確認したい
宅建業免許では、特に事務所の要件と専任宅建士の要件について、申請直前になって問題が判明するケースがあります。
物件の契約や人員配置を確定する前に確認することで、手戻りを防ぐことができます。
東京都で宅建業免許を取得する場合
東京都内にのみ宅建業を行う事務所を設置する場合は、原則として東京都知事免許を取得します。
例えば、
「品川区に本店のみを設置する」
→ 東京都知事免許
「東京都内に本店と支店を設置する」
→ 東京都知事免許
「東京都に本店、神奈川県に宅建業を行う支店を設置する」
→ 国土交通大臣免許
となります。
免許の区分は会社の本店所在地だけで決まるのではなく、宅建業を行う事務所をどの都道府県に設置するかによって決まります。
東京都でも事務所要件には注意が必要です
東京都で宅建業免許を申請する場合も、宅建業を継続的に行うことができる独立した事務所が必要です。
特に、
・他の法人と同じ部屋を使用している
・シェアオフィスやレンタルオフィスを使用している
・自宅の一部を事務所として使用する
・同一法人で別の事業も行っている
といった場合には、事務所として認められるかを申請前に確認することが重要です。
東京都では、一つの事務所を他法人等と使用する場合でも、一定の条件を満たせば認められる場合があります。
例えば、双方の事務所について専用部分への出入口が確保され、他社の専用部分を通らずに出入りできることや、会社間が高さ180cm以上の不透明かつ固定式の間仕切りなどによって区分され、独立性が確保されていることなどが確認されます。
したがって、
「同じフロアだから絶対に不可」
というわけではありませんが、レイアウトによって判断が分かれるため、物件を契約する前の確認をおすすめします。
佐藤行政書士事務所では、事務所候補の間取りや使用状況を確認したうえで、宅建業免許の事務所要件についてご相談いただけます。
自宅の一部でも宅建業の事務所にできますか?
東京都では、一般の住宅やマンションの一室をそのまま宅建業の事務所として使用することは原則として認められていません。
ただし、
・事務所への動線が確保されている
・他の居室と明確に区分されている
・事務所部分が事務所用途だけに使用されている
・商号等の表示がされている
など、独立した事務所としての要件を満たせば認められる場合があります。
自宅兼事務所を検討している場合は、申請直前ではなく、事前に確認しておくことが重要です。
東京都の専任宅建士の「専任性」
宅建業を行う事務所には、業務に従事する者5名につき1名以上の割合で、専任の宅地建物取引士を置く必要があります。
東京都では、専任の宅地建物取引士について、
①通常の勤務時間に常勤していること(常勤性)
②専らその事務所の宅建業務に従事していること(専従性)
が求められています。
そのため、
「別の会社でも役員をしている」
「他に個人事業を行っている」
「別会社でも勤務している」
といった場合には、専任宅建士として認められるか慎重な確認が必要です。東京都では専任宅建士の副業が認められる場合があります
東京都では、2024年11月1日以降、専任宅建士の副業について取扱いが見直されています。
宅建業事務所の通常の勤務時間に常勤し、その事務所の宅建業務に専従していることが確認できれば、夜間や休日など通常の勤務時間外に行う副業については、審査のうえ認められる場合があります。
例えば、
「平日は宅建業者の専任宅建士として勤務し、休日に別の事業を行っている」
といったケースについては、直ちに専任性が否定されるわけではありません。
ただし、他法人の代表者を兼務する場合などは、その法人での勤務実態や代表者の構成なども確認されます。
特に、別法人の唯一の代表取締役になっている場合などは問題となる可能性があるため、事前確認が重要です。
東京都知事免許の申請手数料
東京都知事免許の新規申請・更新申請の手数料は、
書面申請 33,000円
電子申請 26,500円
です。
東京都では、2025年1月6日から「国土交通省手続業務一貫処理システム(eMLIT)」を利用した電子申請が可能となっています。
電子申請では、
・新規免許申請
・更新免許申請
・免許換え申請
・変更届
・免許証書換え交付申請
・廃業等届出
などの手続きを行うことができます。
宅建業免許は5年ごとに更新が必要です
東京都知事免許についても、宅建業免許の有効期間は5年間です。
引き続き宅建業を営む場合には、有効期間満了日の
90日前から30日前まで
の間に更新申請を行う必要があります。
また、免許取得後に、
・商号
・本店所在地
・代表者
・役員
・政令使用人
・専任宅建士
・宅建業を行う事務所
などに変更が生じた場合には、変更届が必要になることがあります。
変更届については、原則として変更が生じた日から30日以内に提出する必要があります。東京都では、提出期限を過ぎた変更届は電子申請の対象外となり、書面申請が必要となる取扱いもあります。
神奈川県から東京都へ本店・事務所を移転する場合
神奈川県知事免許を受けている宅建業者が、神奈川県内の宅建業事務所を廃止して東京都へ移転する場合には、単なる本店所在地の変更ではなく、原則として東京都知事への免許換え申請が必要となります。
例えば、
「横浜市の本店を廃止して品川区へ本店を移転する」
というケースです。
一方、
「横浜市の本店を残したまま東京都にも宅建業を行う事務所を設置する」
場合には、神奈川県知事免許から国土交通大臣免許への免許換えが必要となります。
会社の本店移転登記、現在の宅建業免許に関する変更手続き、新しい免許申請などの順序を整理して進めることが重要です。
東京都の宅建業免許についてもご相談いただけます
佐藤行政書士事務所では、神奈川県だけでなく、東京都の宅建業免許についてもご相談いただけます。
特に、
・東京都で宅建業を新規開業したい
・現在検討している物件で宅建業免許が取得できるか確認したい
・自宅や他社との共同事務所で申請できるか確認したい
・専任宅建士が他の会社の役員を兼務している
・専任宅建士が副業をしている
・神奈川県から東京都へ本店を移転したい
・東京都から神奈川県へ本店を移転したい
・知事免許から国土交通大臣免許へ変更したい
・宅建業免許の更新や変更届を依頼したい
といったケースについて、状況を確認しながら手続きをサポートいたします。
事務所物件や人員配置を決定した後に免許要件を満たしていないことが判明すると、物件の変更や人員配置の見直しが必要になることがあります。
新規開業や本店移転の場合は、事務所の契約や人員配置を確定する前にご相談ください。
代表取締役本人が宅建士でなければ免許は取れませんか?
代表取締役本人が宅建士である必要はありません。
事務所に要件を満たした専任の宅地建物取引士が設置されていれば、代表者が宅建士資格を持っていない場合でも宅建業免許を取得することは可能です。
他の会社の役員でも専任宅建士になれますか?
役員であるだけで直ちに不可となるわけではありません。
ただし、専任宅建士には常勤性・専従性が求められます。他の法人の代表取締役などを兼務している場合は、原則として専任宅建士になることができません。
他法人の非常勤取締役などの場合には、勤務実態や非常勤であることを証明することで認められる場合があります。
他の会社と同じ事務所を使うことはできますか?
一つの部屋を他の事業者と共同で使用している場合は、神奈川県では原則として宅建業の事務所として認められません。
ただし、物件の構造や使用状況などによって判断されるため、契約前に確認することをおすすめします。
期限を過ぎている場合でも、そのまま放置せず、できるだけ早く提出することをおすすめします。
複数年度分が未提出の場合も対応可能ですので、現在の提出状況をご確認のうえご相談ください。
法人を設立したばかりでも申請できますか?
可能です。
法人の場合は会社設立登記を完了した後に宅建業免許を申請します。
第1期の決算を迎えていない法人については、通常の決算書に代えて開始時の貸借対照表を提出する取扱いがあります。
申請してからどのくらいで免許が取得できますか?
神奈川県知事の新規免許の場合、書類に不備がなければ申請から免許まで開庁日で約30日が目安です。
ただし、その後に営業保証金の供託または保証協会への加入手続きが必要となるため、実際に営業を開始できる時期はこれらの手続きも含めて考える必要があります。
宅建業免許の申請をサポートします
佐藤行政書士事務所では、宅建業免許について、単に申請書を作成するだけでなく、
事務所要件の確認
専任宅建士・役員構成の確認
法人登記内容の確認
必要書類のご案内
新規・更新・変更・免許換え申請
まで、状況に応じてサポートいたします。
特に、新規開業や本店移転の場合は、事務所を契約した後になって「この事務所では宅建業免許が取れない」とならないよう、早い段階で要件を確認することが大切です。
横浜市・神奈川県で宅建業免許の取得をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
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